bbpersonalhistoryBの日記

脳梗塞患者入門中の毎日

もたれない。あとを惹かない。区切りになる。ゼロで次をスタート出来る。これが理想の食。白龍のトマト湯麺はこれだ。纏わり付いて、あとを引くことがない。満足感は、そっとお腹に残る、

12/9(土) 朝ごはん

ニラ卵炒め、キンピラ、切り干し大根、ごはん、みかん

 

シンプルなおかずは、ご飯の味わいを深める。自然とよく噛む。噛む度に、米粒一つ一つが甘さを滲ます。最後にミカンの甘さと酸味で、口の中が締まる。さっぱりと食事を終える。この満足感で食事が終わる。デザートのフルーツの意味だろう。あとを惹かない。もたれることがない。

 

GreenVoice棒椅子体操、ベッド体操(腹筋)、セラバンド体操、太もも体操、肩伸ばし体操、ひと休み、本格スタートか?随分やったぞ。この調子!

 

日向ぼっこで、ひと休み。今日は、今まで体操と運動。左上半身の体操も教えて貰わなけりゃ。

 

本日始めて、装具を付けてベランダ迄、杖歩行。ベランダに椅子をセットしてもらい、太陽に向いて、腰を掛ける。三階ベランダは、陽射しに溢れてる。しばし日光浴。その間、このブログを書く。

 

 

好い天気だ!陽をあびていると、自分の身体の不自由さを忘れて、ゆったりした気分になる。

 

私は何も変わっていないという思いは、この辺りから、やって来る。

 

よく運動したあとに陽を浴びると、ぐつたり疲れが出ることが、ある。そんな感じで麻痺足が持ち上がらない。転倒に注意しながら、娘に車椅子まで付き添って貰い、帰り着く。お茶を所望。お世話になります😁

 

12/9(土) 昼ごはん

鶏肉とチンゲン菜の豆乳がゆ

塩昆布と梅干し載せ、キウイフルーツ。初挑戦の料理、美味しいけど、何かが足りない。チンゲン菜と鶏肉の豆乳スープが難しいのだろう。その旨味が勝負だ。煮込み過ぎだね。娘は、美味しいのを期待したのがうまくいかず、少々機嫌が悪い。美味しかったよ。お腹にも溜まった。また作ってね。

 

私は、くたびれた、もう駄目だ、が言えない。リハをやっていると、担当者から、疲れまていませんか?と良く声をかけられる。平気です、まだ大丈夫と

大抵は応える。杖歩行で草臥れてくると、麻痺足を引きずり出す。足が上がらなくなるのだ。リハの担当者は、その変化に気付いて、疲れてませんか?と声をかけてくれるのだと思うが、私の答えは「大丈夫だ!」「まだ行ける!」になる。疲れた感じとはどんな感じかが分からないのである。これは、高校時代に身に付けた感じ方だろう、当時は山岳部に属していた。登山はともかく歩かなければ、置いてきぼりになる。草臥れたは!もう駄目歩けないは、禁句である。くたびれて、もう駄目なところが、始まりみたいな感じである。疲れると自動的に頑張って歩みに気合いを入れる。人間というのはかなり無理がきくものだ。少々な草臥れなんて、何ともなくなる。だから自分の草臥れだけでなく、他者の草臥も分からなくなる。ひとが、草臥れた、もう駄目だと言うのが、信じられなくなる。そんな訳無いだろう!と内心で思う。ひとのそんな態度に腹さえ立つ。

 

私はこの頑張りの能力でかなり無理をしてきた。脳梗塞になったのはこれが原因だろう。二日酔いで翌日の仕事が大変なときなど、座禅の呼吸法で酔いを覚ましたことがある。

 

人の弱さに、それは自分の弱さに対してもであるが、とても不寛容になる。ここが家族と私の壁である。

何でこんなことが出来ないのか?昔から家族に対して度々想った考えだ。私も草臥れたを言葉に出来れば良かっただろう。自分の頑張りは、石のやうに頑として動かない。

 

だから、歩けなくなるところまで、頑張ると、もう駄目だと、言える。その時には草臥れた実感は無い。

 

今日は、十分に足があがらなくなって、娘の手を借りて歩いた。

気分は自分が情けないが、仕方ないことだ。妻のやり過ぎを言う声が、入って来て、渋々みとめる。どうやら私の態度は、我儘に感じられるらしい。私はこの我慢の力で自分の人生を切り開いてきた。坐禅で悟りの光も見た。芝居の演出など勘違いするほど自我が強くなければできない。お陰でとっても素敵な体験をしてきた。頑張りという自我を否定することは、たいへんなことだ。まず何より情けない!脳梗塞で長期入院して、さんざん情けない思いをしてきたように、感じでいたが、まだまだであった。自分の弱さを肯定すること。それが、自分が、他者と共に生きていく手がかりになるだろう。私の自我と真っ向から渡り合える妻は凄い、細くて頼りなく見えるがしぶといひとだった。

頑張ることをしないこと。弱さ情けなさを丸ごと肯定すること。幸せになる。手がかりだろう。

この耐え忍ぶ力は、父母から受け継いだものだろう。私の、人間関係のネックでもある。

今更ながらであるか、自我の壁を超えて家族と一つになりたいと思う。

草臥れながら、ここまで一挙に文章を書いた。草臥れたので横になって、ネットフリックスを見よう!

お疲れ様!

12/9(土) 夜ごはん

手羽と蓮根のお酢煮、金のウインナー、豆腐とレタスサラダ、白ご飯

 

手羽お酢煮が柔らかく煮えていて、旨い、軟骨もコリコリ食べれる。お酢とお酒と醤油で煮たもの。

今日も美味しいご飯をありがとう。妻に一言。明日もげんきでね。突っ張ると疲れるから、程々にね。おやすみなさい😇

 

 

 

 

 【第三回目入院1月18日から6月22日】(小金井リハビリテーション病院) 病状が進行するが、1月18日には脳梗塞の点滴による治療を終え、リハビリが必要と判断。立川病院から小金井リハビリテーション病院に転院、小金井リハビリテーション病院にてリハビリテーション訓練を受ける。入院時、身体が溶けたようになり身体に力が入らず、一人で姿勢を支えられず、家族に身体を支えられて、リハビリ病院へ転院。6月22日までの約半年にわたる長期入院となった。小金井リハにて単座位と歩行の訓練を受け、杖歩行を出来るようになる。